社長ブログ
人間色々、生き方色々。
世の中には、何でもソツなくこなすいわゆる「出来る人」もいれば、何をやっても?うまくこなす事が出来ない「頼りない人」もいる。と言うか、大半はそうではないだろうか?
それは教育のシステムが悪いとか本人の努力が足りないとかいった問題ではなく、現代の過度な競争社会に適さぬ人や、高度なIT技術や操作を苦手とする人が、もともと社会には多数存在しているということである。
これは人間に限らず、どんな動物や植物でもたくさんの子孫が生まれた時には、必ずいろいろな性質を持った多様な個体が生まれるようになっている訳で、そうなっていない種は、遅かれ早かれ絶滅すると考えられているので、今生きている生物の子孫は基本的に多様な子供を生むようになっているのだと思う。
そうした多様な人間の存在を、ついつい忘れがちになってしまうのが、今の競争社会です。
そもそも出来る人と言われる「強者」といえども、その境遇は本人の努力だけでなったものではなく、激務に耐えられる強健な体や頭脳を持って生まれ、その後も家庭・教育・職場環境などに恵まれるという二重の幸運によりもたらされた境遇だったりする人も多い。
反面、そうした幸運を授からなかった人達は、問題の多い境遇の中で乏しい力をふりしぼり、この競争至上社会を生きていかねばならない。「弱者」とは、いまや児童・障害者・老人といった者だけではない。能力以上の労働を強いられ、疲弊している一般の人たちも何らかの支援を必要とする対象者なのである。
およそこの人たちに「なまけもの」だとか、「自己責任の欠如」だとかと言っても、そもそも多様な人間を枠の中にはめ込み、叱咤激励しても無理だということが、かなりのケースであるのではないかと思う。
多様な人間がそれぞれの役割を果たせる社会環境になっていかないと、明日の日本はないように思える。